リンゴをかじる

ある辞書に、リンゴをかじるという表現として「عض التفاحة」と書いてありましたが、これは誤りのようです。

かじる(囓る)やかむ(噛む)の動詞をまとめると、以下のとおりになるのではないかと思います。

عض」は、「かむ」とか「かみつく」で、「犬がかむ」とか「犬にかみつかれる」というのがぴったりの動詞です。

قرض」は、ネズミやウサギ等の小動物が、紙や食べ物等を「かじる」というのがぴったりの動詞です。

قضم」は、少し食べる意味を表し、「リンゴをかじる」というようなときに使われるのがぴったりの動詞です。

この辺の説明が現中級辞書で不十分だったりおかしかったりするので、訂正しておきます。

なお、例えば 「قرض」には、色々なアラビア語-英語辞典に「切る」とか「渡る」などの意味もあるように書いてありますが、古語用法であり、現代ではそのような意味で使われることはないようです。