كونشيرتو البيانو الأول لتشايكوفسكي

 先週末、当地(ジッダ)でXPAT FACTOR (expatriate factor) という欧米人主催のジャンルを問わない音楽のコンテストがあり、当初はそのコンテスト会場(今回は英国総領事館)にはピアノがないと言うことで出場は断念していたのですが、ピアノを利用する出場者がいるため急遽用意されることになり、正味一週間しか練習できませんでしたが、妻にオーケストラ部分をキーボードで弾いてもらい表題の曲の第一楽章の最初と中間と最後を6分程度でまとめて演奏しました。


 総計約6分とは言え、チャイコフスキーのこのピアノ協奏曲は出だしから重厚な和音が多いのでまずは相当な力が、そして第一楽章の最後の部分は慌ただしいので集中力がないと続かず、練習時から相当疲れた中であっという間に本番を迎えました。
 
 当日予行演習で会場へ行くと、用意されていたピアノが電子ピアノでこれには拍子抜けしてしまいましたが、本番では、200名弱の聴衆の前でなんとかそつなく演奏を終えることが出来ました。アジア系では我々とシンガポール人が出場していました。入賞はしませんでしたが、こういう場に顔を出し日本のプレゼンスを示しておくことは、対外的にはそれなりに意義があったかもしれません。

 なお、クラシック音楽の特定の曲については(例えば、このチャイコフスキーピアノ協奏曲第一番)、アラビア語Googleで検索してもほとんど何も出てこず、クラシック音楽はアラブ人にはまだまだ未知の分野のように思います。