パソコンの新調

 4万語収録を契機に、辞書作成用のパソコンを新調することにしました。パソコンは母艦となるノートパソコンと辞書作成を主目的とするネットブックを持つことにしていますが、これまでネットブックについては東芝のNB100/HFを使ってきました。
 http://dynabook.com/pc/catalog/nb/090119nb1/index_j.htm

 NB100/HFは、OSはWindows Vista、記憶装置としてSSDを備えているので軽快に動いていたのですが、Windows7にアップグレードしてから動作がやや遅くなり、また、小型で持ち運びは便利なのですがその分キーボードが小さく打ちにくいという不満がありました。
 
 海外でパソコンを購入するのは2回目で、中東での購入は初めて(キーボードにアラビア語のシールを貼らなくても、最初からキーボードがアラビア語仕様となっている)となります。
 
 今回購入した機種は、同じく東芝のNB520-112という製品です。欧州の東芝が製造しています。
http://gulf.computers.toshiba-europe.com/innovation/en/product/Toshiba-NB520-112/1110300/toshibaShop/false/
 これと同等の機種が、日本の東芝からN300/02DCとして売られています。
 
 スペック的にはメモリーの容量やバッテリーの持ち時間等でNB520-112の方がやや上のように見られます。他方で、価格的には円高のせいもあり、NB520-112の方が安く買えます。ジッダのジャリール・ブックストア(http://www.jarirbookstore.com/)で購入しましたが、価格は1399サウジ・リヤルでしたので、今の為替レートでは、日本円で3万円弱位だと思います。
 表示 (パソコンの保護シートはまだ外していません)

 使用感は今のところ申し分ありません。特にスピーカーは恐らくネットブックとしてはトップクラスの音質だと思います。キーボードも店で他社製と比較したのですが、安っぽさのない感触があります。日本のサイトでN300は冷却ファンの音がうるさいと書き込まれていたのが気になっていましたが、時折回るファンを不快に感じることはなく、安心しました。なお、NB520には、パソコン用のケースが付属品として付いていましたが、パソコンにケースが付いていたのは初めての経験です。

 NB520のOSは英語版のWinodws7(Starter)なので、日本語が使えるように変更する必要があります。そうしないと、例えば、日本語のソフトをインストールする際の表示画面等で日本が「?????」等と文字化けして表示される場合があります。
 その場合には次のように設定します。
 「Control Panel」→「Region and Language」で「Formats」「Location」において、「Japanese(Japan)」を選択し、「Administrative」の「Language for non-Unicode programs」のところでも「Japanese(Japan)」を選択します。これで、問題なく日本語が表示され・入力できる環境になりますので、英語版OSにおいても日本語ソフトは問題なく走らせることが出来ます。私の場合は、日本語IMEはATOKを使っているので、ここでATOKを一太郎のDVDからインストールしました。
 日本語が使える環境にしてしまったら、あとは「Keyboards and Languages」からアラビア語を加えて、日本語もアラビア語も使えるようにします。これで、言語関係の環境設定は完了で、問題なくPDIC上で「アラビア語-日本語電子辞書データ」は使えることになります。
 表示  表示  表示  表示  表示 (PDIC画面での日本語フォントは「Meiryo UI」を使ってみた。やや横に間延びするので、気に入っているわけではないが....)