11月下旬に、母校のアラビア語会第7回定例総会が、日本におけるアラビア語教育開始100周年の記念も兼ねて開催されるということで、連休の帰省時期と重なったこともあり、出席しました。
その中で、総会事務局からアラビア語教育開始100周年の説明があり、簡単にまとめると以下のとおりになります。
<大阪大学外国語学部アラビア語学科の前身である大阪外国語大学アラビア語学科の歴史>
1921年12月:大阪外国語学校設立(旧大阪外国語大学の前身)
1922年 4月:授業開始(中国語、モンゴル語、マレー語、ヒンディー語、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語の9カ国語部で開始)
1925年 4月:マレー語とヒンディー語の選択制第2外国語としてアラビア語教育が松本重彦先生により始まったことをもって、日本におけるアラビア語教育の開始とされる。これによれば、2025年が日本における公的なアラビア語教育の開始100周年となる。
他方で、大阪外国語大学70年史(1992年発刊)によれば、大阪外国語学校設立当時のヒンディー語部では2回生からアラビア語が外国人教師により教育されていたとの記述があり、1922年の開校後の2回生が1923年にはアラビア語教育を受けていたことになる。この70年史の記述に基づけば、2023年が日本における公的なアラビア語教育の開始100周年であったこととなる。
これら二つの説については、現時点では決定的な証拠がなく、いずれが正しいかの判定は難しいとのことでした。
一つ目の説に基づき本年が100周年とされたようですが、二つ目の説に基づいても100年は越えているのでそれで良しとして、本年に下記の記念行事が行われたようです。
なお、正式な語科の設置に関しては、1940年4月に大阪外国語学校にアラビア語部が設置され、1961年4月に東京外国語大学にアラビア語科が設置されています。
<2025年を公的なアラビア語教育開始年とした記念行事>
【ユネスコ後援企画/講堂イベント】アラビア語公教育100周年記念「アラビア語がつなぐ日本とアラブ世界」 – 国立民族学博物館
※画像は本サイトから借用しています。

