謹賀新年(2012年末~2013年始)

 明けましておめでとうございます。
 本年も宜しくお願い致します。

 年末年始は、穏やかな気候のサウジアラビア(ジッダ)で過ごしました。

 大晦日はNHK紅白歌合戦を日本に興味のあるアラブの友人と一緒に見て過ごしました。

 紅白を見て初めて知りましたが、プリンセスプリンセスが、震災復興支援のため2012年限りで再結成され、紅白がプリプリ最後の演奏であったとのこと。
http://www.youtube.com/watch?v=EvQr_3gPvNE
 こういうバンドグループの演奏の放映では、中心メンバーであるボーカルに焦点が当てられがちですが、この最後の演奏では、後部の大型スクリーンも使って満遍なく全てのメンバーが映し出され、締めくくりの演奏としては非常にバランスの取れた放映だったと思いました。
(上記のYouTubeのサイト、いつ削除されてしまうか分かりませんので、複数のリンクを張っておきます)。
→削除されてしまったようです(1月9日)。
http://www.youtube.com/watch?v=WjKxtLEdEOA

 話題をもう一つ。
 昨年のNHKの大河ドラマは「平清盛」で、地元神戸にも関係する人物であるから見てみたいなどと思いながらも、放送開始当初から批判があったりしたので見る気が起きなくなっていました。
 ようやく昨年の夏の終わりに初めて見たところ、何とも興味深く、最初から見たいとの思いに駆られ、日本のドラマ等をネットで流してる中国系のサイトで一から見始めた矢先に尖閣諸島問題が起き、中国系サイトから日本のドラマが削除されてしまったので、結局「平清盛」はほとんど見ることが出来ませんでした。
 年始に総集編の放映があり、NHKワールドの番組表のチェックを怠ったので2回分しか見れませんでしたが、改めて、この大河ドラマが何故これ程までに批判されないといけなかったのかという思いに至りました。
 画面が汚い→地デジで見れないところ(国)では、何が美しいのか汚いのかもよく分からない。
 登場人物の人間関係が複雑→大河ドラマの人間関係は概ね複雑。
 その他、ネットを検索すると、視聴率問題も含め、批判の渦....。
 ドラマ全体の3分の一程度しか見ていない者が大層なコメントは出来ないですが、(ドラマを離れ)一般的に言えば、日本においては、(政治においてもそうですが、)盛り上げようとするよりも批判に走るという方向は少し改めないと、負の連鎖で全ての物事が悪い方向へ進んでしまうような気がしてなりません。
 このドラマが最初から言いたかったであろう「武士の世を作り上げるとはどういうことなのか」をうまく伝えているように思いましたし、また、主演俳優はあの若さで平清盛の晩年の暴走老人振りをうまく演じていたように思いました。
 いずれにしても、最初から全部見れる機会があればと思っています(NHKオンデマンドは残念ながら海外では利用できません)。

 アラビア語の話題とはかけ離れてしまいましたが、平清盛はアラビア語のウィキペディアに登録されています。