サウジアラビアのBISJの中学時代にアラビア語の授業が必須だった長男は、アラビア語の懐かしさもあって、今日本の大学で、この3学期にはアラビア語の授業を取り、勉強をしています。
大学ではエバ・ハッサン先生と木下宗篤先生に教わっているそうですが、エバ先生はNHKの「テレビでアラビア語」の講師、木下先生はその監修を長年されている先生だと知り、久しぶりになりますが、「テレビでアラビア語」のテキストを取り寄せてみました。
その昔、NHKに対して語学講座で「アラビア語」を取り上げてもらうための署名をしたことがあります。
時を経て、テレビでもラジオでも「アラビア語」講座が今に至るまで続いていることを喜ばしく思っています。他言語に比べると学習者が少ないので講座を継続させていく苦労は大きいと思われますが、是非ともアラビア語講座がこのまま続いて欲しいと願っています。
さて、テキストを取り寄せてみて、2018年度の「テレビでアラビア語」は再放送版であると知りました。その中で取り上げられている創作ドラマ「アラブの秘宝を探せ!」にざっと目を通したところ、簡単すぎもせず難しすぎもせず、一通り文法を学んだ方の学習教材としては面白いのではないかと思いました。
このドラマの中には結構役立つ表現がありました。日本語で言われてもそれをアラビア語に即座に訳すのにちょっと「う~ん」と思ってしまうような言い回しで、「転売する」、「打つ手がない」、「胸が苦しく動悸も感じる」、「例の物をお持ちしました」、「二度とないチャンスです」、「真珠が取れる場所」、「一儲けしようと思った」等がありました。
因みに、「二度とないチャンスです」は「هذه فرصة لا تعوض」と書かれていました。
これらの興味深い言い回しについては、中級辞書にも取り込んでおきたいと思います。