حرد

この動詞(形容詞は「حردان」)の訳として「不機嫌になる、ふくれる、すねる、ふてくされる」を登録していました。

最近、この動詞の意味をアラビア語を母国語とする人に照会する機会がありましたが、上記日本語訳とはやや異なる意味合いのようですので、それを踏まえ修正しておきたいと思います。

例えば「غضب」が一時的に「怒る」、「立腹する」という意味であるのに対し、「حرد」は、怒りや立腹の度合いが激しく長引き、怒りの対象人物と絶縁したり話もしないような状態が続くという意味のようです。

夫婦喧嘩で妻が夫に怒り心頭となり、日常生活で当面の間、夫とは口を利かないというようなお怒りの場合に使われるのが、「حرد」であるとのことです。