قومي

この「قومي」についても約10年前に話題として取り上げています。

さて、最近、「مستشار الأمن القومي الأمريكي」(米国家安全保障担当大統領補佐官)とか
「مجلس الأمن القومي الروسي」(ロシア国家安全保障会議)などのアラビア語訳を見て、何故ここで「قومي」が使われているのかについて、アラビア語を母国語とする人に聞いてみました。

その回答は、「国家の(national)」という意味で「قومي」を使う傾向にある恐らくエジプト人の翻訳者が一旦訳した訳語がそのまま定着してしまったからであろうとのことで、翻訳者が湾岸諸国人であったなら、間違いなく「وطني」が使われていただろうと言っていました。

現中級辞書の「قومي」の訳におかしいところがあるのでその修正を行い、また、上記の用例も入れ込んで、「قومي」の訳をまとめ直しました。

دخل قومي」(国民所得)のような経済用語は「قومي」の利用で定着、「نشيد وطني」(国歌)は「وطني」の利用で定着、
عيد وطني」(国の祝日)は「قومي」を使う国が未だ残っているというような現状についても注釈を入れておきましたので、中級辞書の次期バージョンで確認頂ければと思います。