2021年8月アーカイブ

2021年

アラビア語の数詞の話が続きます。

アラビア語文法の最難関は動詞と数詞と言われますが、まさにそのとおりと感じました。

「2021年」をアラビア語で何と言うのかと考えたときに、正確な表記が分からなくなってしまいました。
単に書くだけでいいのであれば「٢٠٢١」と書けばいいのですが、これをどう読むかです。

正解らしきものをネットで見つけたのですが、これが本当に正解かどうか疑問に思い、4人のアラビア語を母国語とする人に尋ねてみたところ、3人がう~んと考え込んでしまい、1人だけそのネット情報は正解だと説明してくれました。

数詞の規則は、頻繁に使ってないと忘れてしまいます。
この機会に、数詞を使った表現をもっと登録しようと考えています。

正解は、中級辞書の次期更新バージョンで確認して下さい。

因みに、年を「سنة」にするか「عام」にするかや、年の格(主格、対格、属格)によっても表記は異なります。

これらを間違いなく表記できる人は、相当なアラビア語力があると言えると思います。

私は正確に書けませんでした。数詞の規則を復習中です。

100の倍数詞の表記

100の倍数詞(300~900)の表記について、
例えば500であれば、「خمسمائة」、「خمسمئة」の2通りの書き方がありますが、最近では前者が多用されているようです。

現時点の中級辞書で前者の表記を[まれ]と示していますが、それは間違いになりますので、訂正しました。

なお、500を「خمس مئة」とする表記は現在ではあまり見られません。

رطب

形容詞の「رطب」は、「رطيب」も同じ意味の語ですが、「رطب」の方が一般的によく使われます。

رطب」(「رطيب」)には、「湿気がある」、「蒸し蒸しする」という意味と、「涼しい」、「さわやかな」というほぼ正反対の意味があり、どういうことなのかとアラビア語を母国語とする人に尋ねてみました。

その結果は、不快感のある「湿気がある」、「蒸し蒸しする」が一般的な意味ではあるが、砂漠等で風があったりする時に、「涼しい」とか「さわやかな」という意味で使われることが希にあるとのことで、文脈次第ではあるが、一般的には湿度が高いことを意味する語であるとのことでした。

HiNative

表題のアプリがあるということで、説明はこちらに譲ります。

このアプリはどんな言語も使えると言うことで、上記紹介YouTubeでも例示されていた「朝が弱い」と、アラビア語で何と言うのが適当かと考えていた「凱旋」について、日本語で質問を投げかけたら、即回答が返ってきました。

このアプリは色々な使い方が出来そうです。

ただ、以前に紹介したことがありますが、翻訳家集団の情報交換サイトである
の方が、信頼性は高いように思われますが、どうでしょうか?

「HiNative」は敷居が高くないので、ご興味のある方は一度試してみて下さい。
なお、「Proz.com」もアプリがあります。

中級辞書Ver.6.14のアップロード

-アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告-

辞書名:中級辞書Ver.6.14

登録語彙数:61,400語

辞書の説明:(Ver.6.12から)新規に200語の追加、約20語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:
特になし。