2020年3月アーカイブ

パンデミックの中心地

最近、WHOの事務局長と聞くとイラっとしてしまいますが、13日にその事務局長が「Europe is now the World's COVID-19 pandemic epicenter.(今や欧州はパンデミックの中心地になった)」と言ってました。

epicenter」は第一義的には、地震の「震央(震源地)」(震源の真上の地表)の意味で、これまで、「震央(震源地)」と「震源」をごっちゃにしてアラビア語表現が登録されていましたので、整理しておきました。

「震央」は「مركز سطحي」、「震源」はبؤرة الزلزال」というのが一般的によく使われる表現のようです。

パンデミック

新型コロナウイルスの感染の広まりが世界的な大関心事となっており、ここバーレーンでも人口比による感染率が高くなってきているため、その関連の対応でかなり忙しくなってきています。


先週、WHOは新型コロナウイルスの感染拡大についてパンデミック(感染症の世界的大流行)を宣言しました。

そのニュースを聞いて、パンデミックはアラビア語で何と言うのかと思い、すぐにBBCアラビア語やジャジーラネットのアラビア語サイトを見たら、「وباء عالمي」とか「وباء منتشر عالميا」と表現されていました。

後日、ネット上で更に調べてみると、アラビア語版ウィキペディアで、「جائحة」がパンデミックに相当する語だと説明されていました。

この「جائحة」は、元々は、「嵐、伝染病、穀物被害等による災難や惨事」を意味する言葉ですが、最近では、感染症のパンデミックとしてよく使われる語になっているようです。