2019年9月アーカイブ

爆破の予告

こういう表現をアラビア語にする際、まずは自分で考えてみて、自作の訳が正しいかどうかは、それをGoogleアラビア語で検索して、使用例があるかどうかを確認してみます。

この表現を自作してGoogleで検索してもヒットしなかったのですが(ヒットしないということはピンボケ訳ということ)、あれこれ調べているうちに、定番の訳に出くわしました。

それは、「تهديدات بوجود قنابل」との訳で、非常に多くの文章で使われている定訳であることが分かりました。

例えば、「爆弾予告の手紙」であれば「رسالة التهديد بوجود قنابل」と訳せばよく、また、例えば、「大使館に爆破予告が届いた(大使館に爆弾を仕掛けたとの脅迫が届いた)」という場合は、「وصلت تهديدات بوجود قنابل إلى السفارة」と書けばよいということになります。

أسبق

よく見かける単語であるのに登録が抜け落ちていることが時々あり、その理由はとなると、HANS WEHRを含む定番の辞書に登録されていない新語や新用法だからというケースが多いように思います。

紙の辞書はそれが作成された時点から更新されていないので、語学の学習には紙の辞書とネット辞書などのネットを通じた検索の併用が必要不可欠です。

Ⅳ形動詞の「أسبق」は通常、「أسبق أن فعل」と動詞過去形を伴って、英語で言う現在完了や過去完了の意味になります。
通常Ⅰ形の「سبق」がその意味を示す語であると思いますが、何故Ⅳ形も同様の意味で使われるようになったのか、機会を見つけてアラビア語を母国語とする人に確認してみたいと思います。

中級辞書Ver.5.60のアップロード

-アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告-

辞書名:中級辞書Ver.5.60

登録語彙数:56,000語

辞書の説明:(Ver.5.58から)新規に200語の追加、約30語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:このバージョンアップの機会に、日本語-アラビア語辞書データも更新しました。