自宅の音響機器にラウドネス機能のボタンが付いています。
アラビア語で「ラウドネス」とは何というのかと調べてみると意外に大変でした。
まず、「ラウドネス」の定義ですが、「低音域と高音域を増強し平坦な聴感を得るための自動補正機能」ということになります。
この補正を行うことを「ラウドネスコントロール」と言いますが、「ラウドネスコントロール」は英語では、
「Loudness Equalization」と言われるようです。
そこからアラビア語をたどると、適訳がないのか英語でそのまま「Loudness Equalization」と表記しているケースが多かったのですが、
「معادلة جهارة الصوت」などと訳している例があったので、これを「ラウドネス(コントロール)」の訳語としておきたいと思います。
ついでながら、「جهارة」という語を今回初めて知りました。
「جهارة」は「جهر」の動名詞で、「音が大きくなり聞き取り易くなること」という意味のようです。
「جهارة الصوت」は、「音量」という意味らしく、
「معادلة جهارة الصوت」で音量の適正化、すなわち「ラウドネス(コントロール)」を大雑把に表す表現と言えそうです。