2016年8月アーカイブ

قمرة

昨日の続きで、「خواطر」の後継番組名は「قمرة」になったそうですが、これは初めて見る単語であったので、アラビア語を母国語とする人に確認したところ、「قمرة」には、「(航空機、船舶等の)操縦室、コックピット、機内、船内、キャビン」という意味があって、通常は、コックピットの意味で「قمرة القيادة」の組み合わせで使われることが多いとのことでした。

イタリア語の「camera」から来ているらしいですが、アラビア語での発音は「qumra」が一般的です。
同義語には、「مقصورة」があります。

YouTubeで「قمرة」を検索すれば、今年のラマダンから始まった番組を観ることが出来ます。

خواطر

ذ2009年のラマダン時に、アフマド・シュゲイリ-(أحمد الشقيري)というジッダ出身のサウジ人TVレポーターが中東衛星放送局のMBCを通じて「خواطر」というテレビ番組を放映し、中東地域で大きな反響を呼びました。

YouTubeで「خواطر」を検索すると、多数のその番組を今でも見ることが出来ます。
<一例>

この番組の内容は、各国の興味深い習慣や慣行等を中東に紹介するもので、番組収録のためにアフマド・シュゲイリ-氏は3度訪日しています。

さて、この「خواطر」という複数形の単語ですが、今までてっきり「خاطر」の複数形だと思っていたのですが、アラビア語を母国語とする人に聞いたところ、「それは「خاطرة」の複数形であって、「خاطر」と「خاطرة」は意味が違う」と言われました。

この説明に基づいて、先程、「خاطرة」を新規登録し、「خاطر」の訳語を訂正しておきましたので、次期中級辞書バージョンで確認して下さい。

さて、「خواطر」という番組については昨年のラマダン時で終了し、本年のラマダンから新たな番組名となって放映されたのですが、その番組名の単語は初めて知った単語であったので、その話は、次回お知らせします。


辞書の更新再開

7月を中心に夏季休暇で日本へ戻り、その後サウジアラビアへ戻ってきてから何かと慌ただしかったので、辞書の編集作業が中断していましたが、本日からようやく再開しました。

毎回日本へ戻る度に、中級・上級者を対象とするアラビア語関係書籍の発刊状況を書店でチェックしていますが、昨年から特に大きな変化はなかったようでした。


ということで、これからぼちぼちと辞書の更新をしていきたいと思います。

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