Androidにおける単語検索アプリ

 自作のアラビア語-日本語電子辞書は、基本的にはWindows上のPDICで利用しています。所持するiPad miniではpdicoという単語検索アプリから利用出来る状況にはしてありますが、ほとんど利用することはありません。それは、きっとiPad mini がサイズ的には辞書の利用には向いていないからではないかという気がしています。

 今回購入したソニーのスマホ Xperia Z2 すなわち、Android 上で、アラビア語-日本語電子辞書が使えるアプリを調べてみました。くまなく調べてはいないので、PDIC形式の辞書に対応する単語検索アプリは他にもあるのかもしれませんが、現状は「EB Pocket」と「aDice」の2つではないかと思います。

 「EB Pocket」については、ここでちょっと触れたことがあります。

http://www.arabic-japanese.com/blogs/arabicjapanese/2012/11/ipad-mini.html

PDICの<→ >形式のジャンプ機能がないのが残念ですが、「aDice」よりは高機能です。iOS版もあるのはご存じの通りです。

次に「aDice」については、作りはシンプルかもしれませんが、機能としては欠かせないと個人的に思うジャンプ機能を備えてくれているので、「aDice」にアラビア語-日本語電子辞書データや英辞郎のデータを入れて使ってみました。シンプル性もあってか、使い勝手がよく気に入っています。

現在のところ、Android (というよりか日本語入力システムが標準装備されていない中東向けのXperia Z2 )でアラビア語-日本語電子辞書を利用するには、
・アプリは「aDice」
・言語入力システムは「dodol Keyboard」(+「Google音声入力」)
が適当ではないかと思われます。

中東向けの Xperia Z2 に日本語入力システムが標準装備されていないのに驚いたことから始まった今回の Android 関連の話は、この辺でお開きとしたいと思います。
各種辞書がてんこ盛りのカシオの電子辞書「EX-word」を持っていますが、動作にもっさり感があって、ついつい使うのを敬遠してしまっている中で、Xperia Z2 は電子辞書代わりになる程よいサイズと重さ(軽量)、そして動作も機敏なので、必要な辞書を Xperia Z2 へ集約し、スマホの辞書化を一気に進めてしまうことになりそうです。