2014年5月アーカイブ

وجدة

この映画のDVDを手に入れたので、昨夜観てみました。
映画タイトルの英語訳は主人公の女性の名前の文字化である「WADJDA」、邦語訳は「少女は自転車にのって」となっているようです。
サウジアラビアに住んでいることもあり、また、多くの反響があるようですので、この映画について取り上げておきたいと思いましたが、映画全般に詳しくない者があれこれ述べるのもどうかと思いますので、この映画の反響は、ネットで検索してみて下さい。

機会があれば、観て頂ければと思います。
語学的な観点から言えば、アラビア語のサウジ方言がどういうものであるのかを知る機会にもなるのではないかと思います。




افترض

自ら編集する辞書に「ええっ!」と思うこと度々ですが、これもその好例かもしれません。

افترض」の意味は、「~を仮定する、想定する」ですが、Ⅰ形と同じ「~を課す」という意味が登録されています。

そのような誤訳は、HANS WEHRに由来するようですが、大昔はそのような意味もあったのでしょうか?

いずれにしても、お詫び方々、修正しておきました。

今や登録語彙(例文)数は4万5千語を超えましたので、それを一からチェックするのは気の遠くなる話で、おかしなものは見つけ次第、こまめに修正していくしか手はありません。

中級辞書Ver.4.54のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ 更新報告 -

辞書名:中級辞書Ver.4.54

収録語彙数:45,400語

辞書の説明:(Ver.4.52から)新規に200語の追加、約80語の既存入力語の訂正の実施。

特記事項:なし

相続人

相続人を意味する語として「وريث」と「وارث」があり、両者の意味の違いが分からなかったので、アラビア語を母国語とする人に確認したところ、前者は、相続人が一人しかいない場合に使われる語であり、後者は相続人が複数いる場合に使われる語であるとのこと。

وريث」の複数形としてHANS WEHR等の辞書には「ورثاء」が記されていますが、Google Arabic で検索しても「ورثاء」はどうもヒットしないようですので、このアラビア語を母国語とする人の説明で正しいように思われます。