2013年5月アーカイブ

كينوكونيا

この話題は、バタバタしていて書くのが遅くなりましたが、ドバイの紀伊國屋書店の話です。

4月中旬に約10年ぶりになったドバイ再訪を果たすことが出来ました。

ドバイについては書くことは沢山ありますが、日本を含む世界の紀伊國屋書店の中で最大の床面積を持つドバイ店は、中東で最大の書店であるのは間違いないと思います。

ドバイ店のHP

店内の模様はこのサイトがうまく収めてくれています。

店内には、おしゃれな喫茶店もあり、結局、今回のドバイ訪問で一番長く居座った場所となりました。
書籍の他にも日本的な土産類も買うことが出来るので、助かります。

書籍はあれこれと買い漁りましたが、アラビア語関係では、この本がアラビア語-日本語辞書作成に役立つように思いました。作成中の辞書はいずれ、各単語を重要度別にレベル分けしたいと思っていますので、その参考になりそうです。

عبء の対格

ある辞書で、「عبء」の対格が誤って記されているように思いながらも、それをそのまま本アラビア語-日本語辞書に登録してしまいました。ということで、中級辞書の最新版に記載されている「عبء」の格変化の説明は誤りですので、次期バージョンで訂正しておきます。

この種のハムザがらみの語形変化は大変くせ者で、Googleアラビア語で検索しても、実に沢山の誤用法が出てきます。誤りがこれほど多いのであれば、いずれ、それが正しい形として認められる時が来るようにも思ってしまいます。

さて、「عبء」の対格は、「عبئا」が正解です。
جزء」の対格は「جزءا」となりますが、両語の差異は、第2根の「ب」や「ز」が、ハムザと接続できるかどうかということで、それにより対格の形は異なるとのことです。

「アラビア語入門」(池田修著、岩波書店)のハムザの説明の項目で、「ハムザの詳細の立ち入ることは、初心者の学習を混乱させる」と書かれていますが、それはきっと中級者、上級者になっても、また、アラビア語を母国語とする人にとっても同様かと思います。

よく使われる単語の語形変化は、その都度覚えていくということに尽きるのでしょう。

しかしながら、そういう語形変化関連の文法事項はすぐに忘れてしまいますので、この辞書で常時補えるようにしていきたいと思います。

中級辞書Ver.4.36のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告 -
辞書名:中級辞書Ver.4.36
辞書の説明:(Ver.4.34から)新規に200語の追加、約80語の既存入力語の訂正の実施。
特記事項:特になし。

زيارة نادرة بجدة

日本の総理がジッダを訪問するのは希なことかと思います。


とは言え、昨年はこういうこともありました。


アラビア語辞書に関する作業は暫く中断していましたが、再開宣言です。