2011年11月アーカイブ

مطاف

 今日のサウジ紙に「رفع سعة المطاف إلى 130 ألف طائف في الساعة」と出ていて、この「مطاف」という単語は「アラビア語-日本語電子辞書」に登録されていますが、ここで使われる意味としての訳が入っていなかったので登録し直しました。
 ここでの「مطاف」は、日本語ではマターフとしか訳しようがない(英語では、mataf と記される)ので、そう訳しておきます。上記新聞の訳は、「1時間に13万人の巡礼者がカーバ神殿を周れるようマターフを拡張する」ということになります。
 辞書では「مطاف」の訳を以下の通りに直しておきます。
【名】1.回遊コース、(競輪、競馬、競艇等の同じコースを何周もする)競技場、2.マターフ(カーバ神殿の周りを時計と反対方向に7周する儀式の場所)、3.(巡り巡った末の)結論、結末 

中級辞書Ver.4.06のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告 -
辞書名:中級辞書Ver.4.06
辞書の説明:(Ver.4.04から)新規に200語の追加、約50語の既存入力語の訂正の実施。
特記事項:特になし。

アラブの音楽(第4回)(Tomorrow / Bokra )

 先ほどコンパウンドのジムで筋トレをしていたら、備え付けのテレビの一台がMBCになっていて、感じのいい音楽が映像とともに流れていました。すっと旋律が頭に入ってくる曲だったので、何の曲か知りたいと思いYouTube(最近設定が勝手にいつもサウジになる)を開いたら、トップに出てきていました。
http://www.youtube.com/watch?v=UyZ2K8tEwC0&feature=topvideos_music

 この音楽と映像の感じがどう見ても、昔の「We are the world」を思い起こさせると思っていたら、やはりその通り。Quincy Jonesがこの曲に関与しているとか。この曲はArabic charity singleとのことのようですので、アラブ版「We are the world」という感じになるでしょうか。https://www.youtube.com/watch?v=9AjkUyX0rVw

中級辞書Ver.4.04のアップロード

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辞書名:中級辞書Ver.4.04
辞書の説明:(Ver4.02から)新規に200語の追加、約30語の既存入力語の訂正の実施。
特記事項:特になし。

オマーン再訪

 犠牲祭の祝日を利用して、かつて住んでいたオマーンを再訪しました。前々から早く再訪したいと思いながら、今になってしまいました。約9年振りの訪問だった訳ですが、懐かしい友人・知り合いと会え、懐かしい場所も訪ねることが出来、3泊4日のマスカット滞在はあっという間に終わりました。

 今回の滞在では、オマーンの在勤経験者がなぜオマーン好きになるのかということをもう一度よく考えてみたいと言うことも訪問目的の一つでした。
 オマーン在勤者によるオマーンクラブという会が一昨年日本で設けられ、大変活発な活動が行われています。日本人のオマーン愛好家によるオマーンクラブの会員は皆、オマーンという国とオマーン人が好きだということに尽きる訳ですが、では、これが他の湾岸諸国にあてはまるかというと、そうはならないように思います。そこにまさにオマーンの魅力が隠されているということになります。

 今回の滞在で楽しい話題は沢山ありましたが、その中で、10月にオープンした湾岸初のオペラハウス(Royal Opera House Muscat)について触れておきます。
 http://www.rohmuscat.org.om/
 6日にロンドンフィルとヨーヨー・マの共演のクラシックコンサートを楽しむことが出来ました。中東で有名な交響楽団によるクラシックコンサートを鑑賞したのは初めての経験。しかも世界的に有名なチェリストの演奏を聞けるなどと思ってもみませんでした。上記ウェブサイトを見て頂くと分かると思いますが、大変立派で美しいオペラハウスでした。