2010年12月アーカイブ

- アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告 -
辞書名:中級辞書ver.3.80
辞書の説明:新規に100語の追加、約10語の既存入力語の訂正の実施。
特記事項:2010年の最終バージョンになります。

消音装置付きのピアノを買うと決めてからの機種選定は早かったように思います。
  まず、ヤマハの消音装置付き(サイレント)ピアノです。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/keyboards/grandpianos/silent/?mode=series
  ヤマハのサイレントピアノのコンセプトは、「普段はアコースティックピアノとして使い、音が気になる時間になったら、ヘッドフォンを使う」というもの。ヤマハのセールスの方からも、「昼間は本物の音を出して、夜にはヘッドフォンで練習するという使い方」と説明を受けたのですが、普通の家では、昼間であれ夜であれ、近所迷惑になるので本物の音はなかなか出せないというのが一般的な事情ではないかと思います。サイレント時にヘッドフォンからしか音を出せないとなると、(ヘッドフォンをしない)普通の状態では耳から聞ける音はないことになってしまいます。誰かが弾いているときにはその音を共有したいし、自分が弾くときにも誰かに聞いてもらいたいということが出来なくなります。それについては、ヤマハのセールスの方は「スピーカーを外付けしたらいい」と言われたのですが、別途スピーカーを置くというのは、楽器との一体感に欠けるし、ピアノから線を出してスピーカーにつなぐのは見栄えの点からも好きになれませんでした。
  その点、カワイの消音機能付きピアノには、スピーカーを内蔵した機種があります。
http://www.kawai.co.jp/piano/grand/gp_vanish/
  カワイのスピーカー付き消音ピアノは、響板にスピーカーを設ける方式で、スピーカーは下図のように設置されます。
(画像は、http://www.kawai.co.jp/piano/grand/gp_vanish/#anytime_2 より。クリックで拡大。)

  ある楽器店の方から、「響板スピーカーについては賛否両論あって、消音時は素晴らしい効果を発揮するが、本物の音で弾く場合には、響板にスピーカーを取り付けているのだから、響板自体に何の影響もないという訳ではないだろう」と、また別の楽器店の方からは、「響板スピーカーはカワイの特許製品なので、ヤマハが響板スピーカーを実装することは当面出来ない」という話を聞きました。(前者の話に関しては、http://omotesando.blog.kawai.co.jp/e855.html を参照下さい。響板に直接ネジ等でスピーカーを取り付けることはないようです。)
  また、両社の消音システムについては、以下のような技術的な比較が出来ます。
(1)センサー(ハンマー部)
ヤマハ:鍵盤読み取り方式非接触型光センサー(2点)
カワイ:ハンマー読み取り方式非接触型光センサー(3点)
(2)消音方式
ヤマハ:ハンマーシャンクストッパー方式
カワイ:ハンマーシャンクストッパー方式
(3)最大同時発音数
ヤマハ:64音(ステレオ時32音)
カワイ:192音(ステレオ時96音)
(4)音色数
ヤマハ:10音
カワイ:22音
(5)ピアノ音源
ヤマハ:コンサートグランドCFⅢS
カワイ:フルコンサートグランドEX

  消音システムとしての一番の違いは、鍵盤読み取り式かハンマー読み取り方式かということですが、それぞれの方式による鍵盤タッチの違いについては、ヤマハとカワイの両方の消音ピアノが置いてある楽器店を訪ねることができなかったので、なんとも言いようがありません。いずれのタッチもアコースティックのタッチとは変わらないように思えました。また、ヤマハのピアノの鍵盤タッチの方がやや軽いようにも思えましたが、これは機種による違いというよりも個体差の違いなのかもしれませんので、あまり参考になる話ではないです。
  鍵盤タッチについてのヤマハの説明が「消音時のタッチ感はアコースティック演奏時とほとんど同じ」となっているのに対して、カワイは「消音時でも通常時に近いタッチ感を実現した」となっており、更に、「技術開発戦略室 ANYTIME X開発チーム」から「カワイの基本的な消音機構は、ANYTIME Xアップライトピアノがベースになっているが、新設計のセンサー機構や、止音機構の剛性向上、ハンマーシャンクが直接当たるクッション部分見直しといった改善の積み重ねにより、消音時/通常時のタッチ感の差を非常に小さくすることに成功した」と説明されています。鍵盤タッチを重視している自分としては、響板スピーカーで音を出せる点や最大同時発音数の多さから、消音システム全般に関してはカワイの方が技術的にやや優位にあるのではないかと考えた次第です。
   こういう訳で、カワイの消音装置付きの廉価板であるGE-30GATX-fを購入することにしました。
  購入記最終回は、GE-30GATX-fの使用感の報告として終わりにしたいと思います(続く)。

遠近両用というと聞こえが良いですが、老眼用ということです。若い頃にコンタクトレンズを装用し始めた世代が、老眼になり始めたので、最近、酸素透過性の高い新素材(シリコンハイドロゲル)を利用した遠近両用のソフトコンタクトレンズが、レンズの長期使用者の間で注目を集めているようです。
  昨年末頃についに老眼が来て、近くの小さい字が見づらくなったので、今年に入りコンタクトを遠近両用に切り替えました。現在のところ、新素材を使った遠近両用のコンタクトレンズは、
http://www.bausch.co.jp/medalist/premier/multifocal.html
http://www.airoptix.jp/mf/
の2種類が発売されています。
米国では、
http://www.acuvue.ca/site_en/acuvue_oasys_presbyopia.htm
が発売されていますが、日本での販売は未だ(ネットの輸入業者を通じた購入は可)のようです。
  遠近両用のレンズの処方は、度数(パワー)と加入度数(遠用度数と近用度数の差)の組み合わせがポイントですが、コンタクトの場合は加入度数に多くの選択肢がない(上記ボシュロム製では、+1.5と2.5の2種類、チバビジョン製では+1.0と2.0の2種類)ので、眼鏡に比べると合わせるのはより難しいのではないかと思います。自分の場合、加入度数は低いので、チバビジョンの製品の方が今のところは合っているようです。
  さて、「 アラビア語-日本語電子辞書」には、これまでに「近視」、「遠視」、「乱視」は登録していましたが、「老視(老眼)」は登録していなかったので、本日登録しておきました。因みに、「遠近両用ソフトコンタクトレンズ」のアラビア語訳は、「عدسات لاصقة لينة لطول النظر الشيخوخي」となるようです。

備忘録(2)[週刊アスキー]

ちょっと前の話になりますが、「アラビア語-日本語電子辞書データ」のサイトは、2003年12-2号の「週刊アスキー」(株式会社アスキー)で、取り上げられたことがあります。

 「週刊アスキー」が話題としてアラビア語を取り上げることなど極めて希な話であり、そこでこのサイトが紹介されたのは光栄なことですので、備忘録としてここへ置いておきます。



週刊アスキー表紙(中).jpgのサムネール画像

週刊アスキー記事(中).jpgのサムネール画像


تسريبات

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イラクの新政権樹立の報道で、BBC Arabic TVの現地特派員が、
 「التسريبات تقول ـ ـ ـ」、「هناك تسريبات أخري ـ ـ ـ」、「هناك عدة تسريبات ـ ـ ـ」...と
「تسريبات」という語を繰り返して使っていたのが耳に残りました。
  「تسريب」の複数形は未登録だったので、登録しておきました。意味としては、「漏れ聞こえてくる話」とか「漏れ伝えられるところ」というところでしょうか。レポーターが使うには便利な単語だと思います。

مُثلي

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昨日のBBC Arabic TV で、米上院議会が同性愛者が軍務に就くことを禁じた規定を撤廃する法案を賛成多数で可決したニュースを報じていました。そのニュースの字幕タイトルは、「مجلس الشيوخ يقر إلغاء قانون يفرض على المثليين إخفاء ميولهم الجنسية 」で、その際に使われていた「同性愛者」を意味する「مثلي」が、本「アラビア語-日本語電子辞書」に登録されていなかったので、登録しておきました。
  なお、「HANS WEHR」の辞書では、この語の発音を「مِثلي」と表記していますが、BBCのアナウンサーは「مُثلي」と発音していたので、念のため様々な関連サイトを調べたところ、アナウンサーの発音(すなわち、「م」の母音がu音)が現在一般的に使われている発音ではないかと思われましたので、その発音で登録しておきました。
  「同性愛者」に相当するアラビア語は他にもいくつかありますが、この「مثلي」という語がマスメディア等で用いられる一般的な語と思われます。やや軽蔑的な意味合いでは、「أحرار الجنس」(複数形)と表現され、英語の「queers」と同様の語感を持つ表現になるようです。

مضيعة

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「時間の無駄」、「時間の浪費」という表現の「مضيعة للوقت」の最初の単語についてですが、その発音については諸説あるようです。
  「مَضِيعَة」或いは「مَضْيَعَة」という母音符号の振り方が様々な辞書に基づくところの結論ですが、「HANS WEHR」やその系統の辞書のように「مُضِيعَة」と表記するものもあります。
 本「アラビア語-日本語電子辞書」においては、前二者の母音符号を表記の上、「HANS WEHR」系の読み方もあるとの注釈を入れておきたいと思います。

備忘録(1)

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「アラビア語-日本語電子辞書データ」サイト立ち上げ時(2000年)のトップページ画像。

  今では見ることの出来ない古いウェブサイトを再現するには、このサイトを使えば過去に戻ることが出来る場合があります。
http://www.archive.org/
  上記立ち上げ時のページもこのサイトを利用して取り込んでみました。すべてが完璧に見れる訳でもないようですが、現存しないサイトのチェックには役立つことがあります。
 

- アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告 -
辞書名:中級辞書ver.3.79
辞書の説明:新規に100語の追加、約10語の既存入力語の訂正の実施。
特記事項:特になし。

ألى

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カタールのアラビア語紙「الوطن」のサイトを久しぶりに覗いてみたら、17日付一面のトップ記事が、18日に迎えるカタールの国祭日(ナショナルデー)関連行事についてであり、その見出しは「قطر تلألأ على نهج الألى」。
  最後の単語の「ألى」がどういう意味か分からず、まず、「HAS WEHR」の辞書で調べてたら、見つからず、「المورد」の電子辞書で見つけることが出来ました。
  単数形はألى 或いはإلى 、複数形はآلاء で、意味としては、نعمة であるとのこと。本当に「HAS WEHR」では出てこないのかともう一度調べたら、複数形の「آلاء」で収録されていました。コーランでは複数形で使われている語のようです(単数形での使用は見つからず)ので、新聞の見出しすらも訳せないのかと落ち込む必要はなさそうです。
  見出しの訳は、「カタールは神(アッラー)の恵みの道を歩み、光り輝く」というところでしょか。
  こういう動画を見ていると、確かに、光り輝いているように見えます。
http://www.youtube.com/watch?v=d-z2jtUS9-Y

最初に購入を考えた機種は、アコースティックのピアノではなく、アコースティックピアノの技術と電子ピアノの技術を融合させた「ハイブリッドピアノ」と呼ばれる機種でした。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/keyboards/about_hp/
  その中で、2009年に発売されたグランドピアノの形をした「AvantGrand N3」という機種は、その大きさ、重さ、デザイン性という点も含めて、集合住宅で本物の音を出せない環境下で購入するには最も理想的な機種ではないかと思い、何度もヤマハのピアノ売り場へ出かけて、鍵盤タッチや全体の雰囲気等を確認していました。
http://www.yamaha.co.jp/product/piano-keyboard/avantgrand/
  正直のところ、最初にこの機種を見たときからの「一目惚れ」であり、見たり触れたりを繰り返しているうちに、益々この機種が自分にとっては最適なものではないかとの思いが強まってきました。
  ところが、ほぼこの機種の購入を決めかけていたとき、ある楽器店のセールス担当の方からこう言われました。
  「AvantGrand N3の値段では、小型のグランドピアノが買えてしまう。せっかくなら、本物のグランドピアノをお勧めする。音量を出せないと言うことであれば、本物のグランドピアノに消音装置の付いているものを購入することで解決できる。消音装置付きのグランドピアノであれば、音を出せる環境が整った際には装置を外して本物の音を出すことも出来る。AvantGrand は所詮電子ピアノであるので、よく持って10年くらいだと思う。アコースティックピアノなら、きちんとメンテをすればあなたが生きている間は使える。長期的な視点から購入を検討することが重要です。」
  「AvantGrand N3」は、アコースティックピアノを弾いたときと同様の感触を味わえるように、専用のグランドピアノ・アクションにより鍵盤タッチをグランドピアノに近づけていたり、グランドピアノを弾くときに感じる自然な振動をデジタル技術でつくり出し、それが指先等にも伝わってきて、まさに本物を弾いているような感触を味わうことが出来ます。そういう意味では、このハイブリッドピアノは、電子(デジタル)ピアノを進化させた、本物のピアノに最も近い機種だと言えると思います。
  しかしながら、本物はやっぱり本物。セールス担当の方に勧められて消音装置付きのグランドピアノを弾いてみると、ハンマーも見えるし弦も見える。(左のペダル(シフトペダル)を使う曲など弾いたことはないが)左ペダルを踏むと鍵盤全体が右方向へ動くというグランドピアノ標準の仕様。黒塗りの重厚感。ピアノを見向きもしない子供にも、ピアノの構造くらいを説明してやることは出来そうだ。
  「AvantGrand N3」への情熱が冷め始めました。
  更に調べて見ると、グランドピアノは搬入時に鍵盤部を縦にして運べますが、「AvantGrand N3」は、鍵盤部を長期間縦方向で置いておくことはお勧めしないとのこと。この点は、いずれ海外に持っていかざるを得ない際の問題になると思われました。何らかの事情で鍵盤部を縦にして船便で運送した場合、いざ着いて組み立てたら音が出ないという不具合が発生した時のショックを思えば、本物のグランドピアノであれば、縦方向での保管に問題はなく、消音装置部分が仮に壊れても、アコースティックピアノとして、最悪でも本物の音は出せるだろうということです。
  こういうことで、「AvantGrand N3」は断念し、消音装置付きのアコースティックのグランドピアノの購入を検討することになった訳です(続く)。

マサフィーの水

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特に湾岸諸国で勤務・旅行をされた方には、おなじみの名前だと思いますが、UAE産のミネラルウォーターのことです。「マサフィー」や「Masafi」で検索すると、色々なサイトがヒットします。それらのサイトでは「مسافي 」が「命の水」と説明されているのですが、そういう意味が本当にあるんでしょうか?
  アラビア語版Wikipediaでは、「マサフィーは、UAE東部のラアス・アルハイマとフジャイラにまたがる地域名で、ラアス・アルハイマには、UAE最大のミネラルウォーター生産工場の「マサフィー」がある」と書かれています。この説明からは、「マサフィー」とは、UAEの一地域名であり、また、ミネラルウォーター製造会社名(また、その製品名)ということになります。
  英語版Wikipediaでは、「مسافي 」の語源が「الماء الصافي 」と説明されていたので、もう少し調べて見ましたら、こういうサイトがありました。
http://www.alkhaleej.ae/portal/01921ac8-0fda-4b70-809f-da49f05a1c31.aspx
  「مسافي 」は、地下水として流れる清水の豊富さに因んで名付けられたが、当時UAEを統治下に置いていたイギリス人にとって「ص 」の発音が難しく、「س 」で発音されていた名残であると説明されています。
  ということで、マサフィーとは「澄んだ水」、「清水」という意味になります。そして、マサフィー地域の住民を含む湾岸の住民にとって、水は生命を維持するためのまさに貴重なものであったことから、「命の水」とも言われていたということだと思います。
  なお、「مسافي 」を調べていると、この語は、「مسافة 」の形容詞でも使われることが分かりました。

  さて、本題は、マサフィーの水を手に入れたということです。以前から日本でもマサフィーの水を購入できることを知っていたのですが、久しぶりに飲みたくなって、ついに、「Amazon.com」でネット注文し、今日届きました。容器にはマサフィーの日本支社なんでしょうか、専用ウェブサイトのURLが書いてあります。
http://www.masafi.jp/index.html
  早速飲んでみました。妻にも飲んでもらいました。こんな味だったのかな?というのが感想です。日本に戻って舌が肥えたせいがあるのかもしれません。何度も試飲して、腹がちゃぽんちゃぽんになってきましたので、この辺で飲むのは止めます。

  ところで、ついでながら、こんなサイトがありました。
http://joooyooo.blog28.fc2.com/
  約1500種類のミネラルウォーターの説明のブログです。すごいとしか言いようがありません。このサイトでもマサフィーを含むUAE産のミネラルウォーターの説明がなされています。そして、ここでジーマ(جيما )の水も発見。この水も湾岸で飲んでいたことがありますが、美味しいと感じていました。ここで買うことが出来るようです。
http://www.jeema-water.jp/01.html

- アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告 -
辞書名:中級辞書ver.3.78
辞書の説明:新規に200語の追加、約50語の既存入力語の訂正の実施。
特記事項:中級辞書ver.3.77は公開せず。

クロスカップリング

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今回、2名の日本人がノーベル化学賞を受賞することとなったのは、「パラジウム触媒を利用したクロスカップリング」が高く評価されたということですが、この「クロスカップリング」はアラビア語で何というのかというのが気になっていました。
  こういうときは、NHK World Arabicが役立ちます。案の定、本日の放送で、根岸さんと鈴木さんの受賞のニュースがあり、クロスカップリングのアラビア語訳が出てきていました。「اقتران متبادل」と言うようです。使うことは希な用語ですが、登録しておきました。(中級辞書Ver.3.79以降)

軍の部隊の単位

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軍の部隊の単位(وحدات عسكرية)、すなわち、軍集団、軍、軍団、師団、旅団、連隊、大隊、中隊、小隊、分隊(班)、班(組)のアラビア語については、HANS WEHRの辞書等の英訳を踏まえ登録していたのですが、その日本語訳に不正確なものがあったので、訂正しました。また、例えば、كتيبة (大隊)の説明では、「人数:3百~1千人、従属部隊:2~6の中隊、 指揮官:中佐または少佐」というような注釈も入れておきました。

Android OSの多言語対応状況

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本年後半からアンドロイド系のスマートフォンが相次いで登場し、注目を集めています。
  では、アンドロイド系のスマートフォンでアラビア語が使えるかとなると、まだ道は遠いようです。
  今の状況は、Windowsが出始めの頃、Macパソコンでは多言語環境が既に構築されていてアラビア語が使えるのが羨ましく思っていた頃と同じように思います。Windowsではいつになれば標準でアラビア語が使えるようになるのかと首を長くして待ちつつ、サードパーティー製のアラビア語入力ソフトを使っていた頃のことが思い出されます。
  さて、こういうブログを見つけました。書かれた日付は新しいので、Android OSの多言語対応の現状だと言えそうです。
http://ameblo.jp/kjubiq/entry-10718375581.html
  読んで頂くと分かる通り、面倒な作業を必要とせずアラビア語が使えるスマートフォンは、当面は、iPhoneということになりそうです。

NHK World Arabic

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昨日、アラビア語のTV視聴のことを書きましたが、NHK国際放送アラビア語(ラジオ放送)は、(1)アナウンサーがニュースを読む速度が比較的ゆっくりしていて聞き取りやすい、(2)原稿のトランスクリプトを入手できるの2点から、リスニング力の向上には持って来いの教材ではないかと思います。
http://www.nhk.or.jp/nhkworld/arabic/top/index.html

  Podcast対応ですので、iPod等に落とすことが出来ますし、聞き取りにくかった箇所はトランスクリプトで確認できるという訳です。NHK Worldは、日本を中心とするニュースの国際配信ですので、国内ニュースでよく使われる語彙の確認も出来ます。

  今、上記サイトを覗いてみましたら、اليابان تقدم أكبر قرض على الإطلاق بالين لفيتنام というタイトルのニュースがありました。「最上級+名詞+على الإطلاق 」という表現については、アラビア語-日本語電子辞書に登録していないことに気づきましたので登録しておきます。「على الإطلاق」の部分を「全く、完全に、絶対に」などと訳すと、何を言っているのか分からなくなります。タイトルの訳は、「日本政府、ベトナムに過去最大となる円借款を供与」となります。

アラビア語TVの視聴

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前任地のカタールから日本へ戻り、早くも3年以上が過ぎました。
  カタールではアルジャジーラのアラビア語TVの音声がFMで流されていたので、通勤時の車内でよく聞いていました。
  日本へ戻ってからアルジャジーラが聞こえてこないのは物足りなく、視聴するために、「JumpTV」に加入しました。その後、「JumpTV」のアラビア語TV部門は「Talfazat」に移行しましたので、アルジャジーラを含むアラビア語のTVをネット上で視聴するには、「Talfazat」に加入するのが手っ取り早いということになります。
http://www.talfazat.com/

 ライブ放送では、BBCのアラビア語TVの視聴は、無料でありかつ動画が高品質、内容もアラブのニュース一辺倒ではないので、最近はこちらの方をよく見ています。
http://www.bbc.co.uk/arabic/  
  このサイトの右上のتلفزيون مباشر をクリックするとTVのサイトへ入れます。

  アラビア語TVの視聴は主に通勤時に行っています。すなわち、前日に録画しておいて、iPod touchに落として電車で見ています。録画するのは、「WM Capture」というソフトを使うと操作が簡単で便利です(WM Recorderではなく、WM Captureの方です)。
http://www.wmrecorder.com/wm_capture.php

  録画したデータは使用する機器に合わせてエンコーディングする必要がありますが、こちらについては、「GOM Encorder」が便利ではないかと思います。
http://www.gomplayer.jp/encoder/

  他にもアラビア語のTVを視聴する手段はネットで調べると色々あると思います。例えば、アルジャジーラのアラビア語TVを視聴したいのであれば、高画質ではありませんが、アルジャジーラ・ネットで無料で見ることが出来ます。
http://www.aljazeera.net/portal

  録画やエンコードの作業は一度慣れてしまうと、さほど面倒な作業ではありません。上記を参考に、空き時間を利用して生のアラビア語に触れる機会を持って頂ければと思います。 

神戸ルミナリエ

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これも前々から一度訪ねたいと思いながら、実現できていなかったので、思い切って先週末ついに行ってきました。ルミナリエは、阪神・淡路大震災の発生を契機に鎮魂と追悼、街の復興を祈念して震災で激減した神戸への観光客を呼び戻す目的で毎年開催されている行事(ウィキペディアの説明)ということです。
  鎮魂と追悼という意味では、震災日の1月17日の方がより大きな意味合いがあると思いますが、その意味合いも込めてルミナリエをしっかりと見てきました。
  神戸ルミナリエの公式サイトは、ここになり、これまでの開催時の模様を見ることが出来ます。
  http://www.kobe-luminarie.jp/
  このサイトにバナーが置いてありますが、「神戸ルミナリエ」、「大阪光のルネッサンス」、「京都の花灯路」が12月の関西の三大イルミネーションの催しとして電車の中吊りポスターで紹介されていました。
  現場で写真を撮ったので、2枚アップしておきます。
  なお、「ルミナリエ」のアラビア語はどうなるのかということですが、ルミナリエの語源はイタリア語のIlluminazione Per Feste(祝祭のためのイルミネーション)と説明されていますので、まずは、「イルミネーション」という意味では、إضائة زينية が適当ではないかと。これに、「祝祭のための」を付加して、إضاءة زينية مهرجانية と、二重修飾でまどろっこしい感じがありますが、登録しておきます(中級辞書Ver.3.88以降)。もっと適切な訳語があればお知らせ下さい。


مختلط

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「混ざった、混ざり合った」を意味するこの語は、Ⅷ形の能動分詞と理解していましたが、「男女混合の、共学の」という意味では、Ⅷ形の受動分詞と説明している辞書がいくつかありました。意味を考えた場合、能動分詞と受動分詞に分ける必要性にやや疑問はありますが、分けた上で訳語を入れることにしました(中級辞書ver.3.77以降)。